国境大好き芸人

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TOCFL(華語文能力測検)からHKSへ乗り換えるときの勉強法

TOCFL(華語文能力測検)からHKSへ乗り換えるときの勉強法

台湾の試験TOCFLの高階級から中国の試験HSKの5級へ乗り換え



私は台湾で中国語を勉強したため、TOCFL(華語文能力測検)を受験しましたが、今回HSKに乗り換え2017年1月にHSK5級を受験してきました。
この記事では、TOCFLからHSKにシフトした勉強法を述べます。
これはつまり、

・繁体字から簡体字へのシフト
・台湾の國語から中国の普通話へのシフト


であるとも言えますね。

TOCFL高階級(レベル4)の結果は惨敗


2016年11月に受験したTOCFL高階級の結果は、リーディングは合格したもののリスニングで不合格となり、不甲斐ない結果となりました。

対策としては、實用視聴華語4をひと通りやりましたが、リスニング力が追い付かなかったようです。

TOCFLのデメリットは試験の頻度が少ないこと


TOCFLをもう一度受けることも考えましたが、この試験、日本国内だと年に2回しか受けられないんですよね。
年に2回と言っても大阪と東京で1回ずつなので、実質年に1回の試験ってことです。

リンク:TOCFL海外受験について

中国語力向上のモチベーションを保つために試験を受ける身としては、年1回だとキツい・・・

ってことで思い切ってHSKを受けることにしました。(2017年1月に受験済み)
いよいよ大陸の中国語の勉強を始めるということです!

HSK5級の対策方法、まずは簡体字に慣れるところから


HSK5級の受験までにやった対策は以下の通り。
試験まで1か月しかなかったため、やれることは少なかったです。

1. HSK4級と5級の問題を解いてみた
2. 4級は余裕で合格できそうだったため、5級のテキストを購入して勉強
3. 5級の問題集も購入して試験の感覚をつかんだ

1. HSK4級と5級の問題を解いてみた


HSK4級と5級の問題集をメルカリで購入して解いてみました。
メルカリには中国本土で出版されたHSKテキストや問題集が出回っているおり、安く購入できるのでおすすめです。

で、実際に解いてみたところ、簡体字が読めない・・・
簡体字対策には時間がかかりそうだなと思いましたが、それでも4級の問題は8割がた正答できたので、5級の受験を決意。

2. 5級のテキストを購入して勉強


使ったテキストはこれ。



なんと長文が100文も入っているテキスト。
日本語訳、ピンイン、5級に頻出する語句のまとめなんかも載っていて使い勝手がよかったです。

試験まで1か月を切っていたため速習する必要がありました。
このテキストを実際にどうやって使ったかというと、

・1日に10個の文章を読み10日で1冊終わらせた
・わからない単語は飛ばして、とにかく1冊読み終わることを優先した


知らない単語は読み飛ばしましたが、100個ある長文に何度か登場したりもするので、逐一わからなかった単語をノートに控えるなどせずとも、自然に覚えられると思いますよ。
さすがに100個の長文を読むと、簡体字にも大陸の中国語の表現にも慣れました!
こういう「慣れるための作業」は短時間で片づけて、きちんと文章が読めるようになるための勉強に進みたいですね。

3. 5級の問題集を購入して試験の感覚をつかんだ


メルカリで買った問題集を試験の1週間前ぐらいに解いて、対策。
リーディングはスラスラ解けたのですが、リスニングと作文がキツイ・・・
特に作文には慣れていなかったので、今回は十分に対策できませんでした。

HSK5級を受験してみた。結果は・・・


2017年1月の試験を受けてみました!
5級の受験料は7,992円もします。TOCFL高階級は4,500円だったと思うのでかなりお高い試験ですね。

結果はまだ出ていませんが、雑感を述べると、

・リスニングで聞き取れない単語が目立った
・リーディングは読めるけど時間が足りなかった
・指定された語句5つすべて使う作文の問題は、語句を3つしか使えなかった
・絵(写真)を描写する作文の問題は、書けたけれど文章のレベルが幼稚すぎた(文章の幼稚さが減点対象でないことを祈る)


という感じでした。
対策期間が1か月しかなかった割には健闘できたと思います。

2月に結果がでるそうなので、結果が出たら報告しますね。